上部消化管

上部消化管に関連する疾患をいち早く検査・診断して治療につなげます。検査は主に胃カメラ・腹部エコー・採血・CTなどで行います。検査は月～土曜日まで行っています。
早期食道がん ・胃がんに対しては胃カメラ（上部内視鏡検査）（経口法・経鼻法）による診断を行い治療方針を決定します。また、鎮静剤を使用して苦痛を少なく検査を行う事も可能です(患者さんによっては使用できない場合もあります)。また、NBI（狭帯域内視鏡）よる中・下咽頭がん、食道がん、胃がんの早期発見に努めています。
胃・十二指腸潰瘍に対する抗潰瘍治療や、ヘリコバクターピロリの除菌療法も行なっています。

代表的な対象疾患・病態

• ■ピロリ菌
　　　
• ■逆流性食道炎
　　　
• ■機能性ディスペプシア
　　　
• ■食道癌・胃癌・咽頭癌
　　　
• ■胃・十二指腸潰瘍、胃炎・十二指腸炎
　　　
• ■食道・胃粘膜下腫瘍　　など

下部消化管

下部消化管に起因するような疾患を幅広く診断・治療します。小腸から大腸にかけては感染に伴う腸炎や機能性の便通異常、炎症性腸疾患、癌などの腫瘍、術後に伴う便通異常や腸閉塞など様々な疾患があります。
そのような疾患に対してレントゲン、腹部エコー、採血、CT、大腸カメラを行って診断・治療を行います。
検査は大腸カメラは予約制ですが、その他の検査は基本的に月～土まで行っています。

大腸カメラ(下部内視鏡検査)では、
・大腸がんに対する大腸カメラ（下部内視鏡検査）を用いた診断と治療方針の決定を行なっています。

・ポリープや早期大腸がんに対する内視鏡的治療は、検査にて治療対象の病変（がん化の可能性があるものや比較的早期の大腸がん）が発見されれば、その場で切除致します。
（ポリープ切除は基本当日帰宅して頂けますが、大きさによっては入院が必要です。）

代表的な対象疾患・病態

• ■便秘・便通異常
　　　
• ■大腸癌
　　　
• ■大腸ポリープ
　　　
• ■粘膜下腫瘍
　　　
• ■腸炎
　　　
• ■過敏性腸症候群
　　　
• ■腸閉塞、イレウス　　など

炎症性腸疾患

・ 炎症性腸疾患とは慢性的な炎症、または悪くなったり良くなったりを繰り返す炎症性の腸疾患のことで、一般的に潰瘍性大腸炎とクローン病のことを指します。
・ 潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患に対しては専門医による的確な内視鏡診断 と薬物療法・栄養指導などの総合的治療を積極的に行なっています。

対象疾患

• ■潰瘍性大腸炎
　　　
• ■クローン病

肝胆膵疾患

・血液検査（腫瘍マーカー等）、エコー（腹部超音波）検査、CT検査によって早期発見を行います。

代表的な対象疾患・病態

• ■肝機能異常・肝炎・胆嚢炎・膵炎
　　　
• ■肝癌・胆嚢/胆管癌・膵癌
　　　
• ■胆嚢ポリープ・胆嚢腺筋症・胆石
　　　
• ■膵嚢胞
　　　
• ■肝腫瘍・膵腫瘍
　　　
• ■脂肪肝・肝硬変　　　など

精密検査

・当院では健康診断やドッグの結果にたいして、採血・尿検査・腹部エコー・上下内視鏡・CTなどによる精密検査も行っております。