鎮静剤は、検査をなるべく苦痛なく受けるために使用される注射剤で、痛み止めの作用や眠くなる作用があります。以下に鎮静剤のリスクと効果、個人差について詳しく説明します。
鎮静剤の効き具合は個人差があり、同じ量でも体調や感受性によって異なります。
特に効きすぎる場合は血圧低下や呼吸抑制など命に関わる危険性があるため、薬剤量を必要以上に増やすことについては、慎重に判断する必要があります。
(鎮静剤の通常量で効果が不十分な場合は、鎮静剤の増量ではなく、鎮痛剤(痛み止め)の併用が推奨されています。)
また、高齢者の方や体格の小さい方は鎮静剤投与自体がハイリスクのため、鎮静剤をご使用戴けない場合があります。
鎮静剤を用いる場合、身体介助の必要な方は付き添いが必要となります。
※急性閉塞隅角緑内障、重症筋無力症の患者さんには鎮静剤は使用できないため、必ず教えて下さいますようお願い致します。